BIOCHAR
バイオ炭とは

私たちのバイオ炭は、国産の廃材木を活用した環境問題を解決する炭です。
バイオ炭(英語: Biochar)とは、生物由来の有機物(いわゆるバイオマス)を炭化させて作られた物質です。
バイオ炭の原料には、木材や竹、もみ殻、家畜の排せつ物などが含まれます。
バイオ炭は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を土壌に長期間閉じ込めることができ、これにより二酸化炭素の排出量を削減することが可能です。さらに、大気中の二酸化炭素は植物の光合成により有機炭素に変わり、その炭素が植物内に貯蔵されます。これを炭化させることで、化学的に安定した炭素となり、土壌に加えることで土壌改良が進み、農作物の成長を促進します。
バイオ炭製造による地域活性化
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未利用木材の有効活用
能登半島の林業から発生する年間約3,000トンの間伐材や、農業廃材をバイオ炭として活用します。
特に、震災による倒木約500トンの処理にも対応し、地域の環境保全と資源循環を実現します。
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CO2削減効果
バイオ炭製造により年間約10,000トンのCO2削減を見込んでいます。これは、Jクレジット制度において約4億円相当の経済価値を創出し、地域の環境対策における新たな収益源となります。
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新たな雇用創出
バイオ炭製造施設の運営により、製造技術者15名、営業・管理職5名など、計25名の新規雇用を創出します。特に、地域の若手農業従事者との連携により、副業としてのバイオ炭製造にも注力してもらいます。
バイオ炭の多様な活用

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土壌改良材としての利用
バイオ炭の投入により、土壌の保水性が最大40%向上し、肥料効果が2倍に増加。特に能登の砂質土壌において、米や蕎麦の収量が平均20%増加することが実証されています。
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石炭代替燃料の製造
木質バイオ炭は石炭と比べてCO2排出量を70%削減可能。年間200トンの石炭使用量を削減し、地域の工場や発電所での実証実験を進めています。
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廃プラスチック・廃木材の炭化
地域の建設廃材(月間5トン)や農業用プラスチック(年間2トン)を炭化処理し、新たな資源として活用。炭化処理により廃棄物処理コストを30%削減できます。
Jクレジット制度について
●Jクレジット制度の活用
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CO2削減量の見える化
バイオ炭1トンあたりのCO2削減効果を年間2.3トンと算定し、削減量を厳密にモニタリング。環境省指定の計測方法に基づき、第三者機関による認証を受けます。
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自治体との連携
石川県や能登町と協力し、地域の農家や企業向けにJクレジット活用セミナーを定期開催。地域全体でのカーボンオフセットの取り組みを促進します。
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クレジット販売による収益化
創出されたJクレジットを大手企業や地域企業に販売。1トンあたり20,000〜40,000円での取引を実現し、バイオ炭製造事業の新たな収益源として確立します。
このJクレジット制度の活用により、環境保全と経済性の両立を実現し、持続可能な地域循環型のビジネスモデルを構築します。
●Jクレジットでできること
01. ランニングコストの低減
省エネ設備の導入や再生可能エネルギーの活用により、ランニングコストの低減や、クリーンエネルギーの導入を図ることができます。
02. クレジット売却益
設備投資の一部を、クレジットの売却益によって補い、投資費用の回収やさらなる省エネ投資に活用できます。
03. 地球温暖化対策への取り組みに対するPR効果
自主的な排出削減や吸収プロジェクトを行うことで、温暖化対策に積極的な企業、団体としてPRすることができます。
04. 新たなネットワークの構築
創出したクレジットが、例えば、地産地消的に地元に縁の深い企業や地方公共団体に利用されるなど、新しいネットワークの構築につながります。
05. 新たなネットワークの構築
Jクレジット制度に参加することで、省エネの取組みが具体的な数値として見える化でき、メンバーの取組み意欲向上や意識改革にもつながります。